札苗実験場(さつなえじっけんじょう)あるいは札苗試験場(さつなえしけんじょう)は、札幌市交通局が高速電車(のちの札幌市営地下鉄)導入に際して、前例の無い独自のゴムタイヤを用いた案内軌条式を採用するため、試験車両を用いて運行試験を実施した場所。1964年から1969年にかけて札苗小学校の南側、札幌市東区東苗穂7条2丁目付近(交通局の東苗穂自動車訓練所の敷地)に存在し、全長676mの線路が敷かれていた。試験線としては長く、1000mを越えていて、S字カーブを備え付けているエンドレス形状の線路だったと言う。 札苗中央公園北側のカーブした道路は、試験軌道の跡である。