本蓮寺(ほんれんじ)は、岡山県瀬戸内市牛窓町にある仏教寺院。山号は経王山、大本山本興寺末。宗派は法華宗本門流である。境内は朝鮮通信使遺跡として国の史跡に指定されている。 日蓮宗の寺院として始まった。1338年(暦応元年、延元3年)春、大覚大僧正が法華経信仰による仏堂:法華堂を建立したと言われている。大覚大僧正はその際、牛窓の豪族である石原佐渡守(法名:信功尊儀)を教え導き、仏道に入らせて法華堂の建立を果たしたとも伝えられている。しかし、『本蓮寺文書』に〈牛窓浦法華堂〉の名称が最初に現れるのは1450年(宝徳2年)であり、法華堂が建てられた経緯は明らかではない。