本町(ほんまち)は、日本統治時代の台湾における台北市の行政区画。一丁目から四丁目までで構成された。表町の西に位置する。 現在の台北市中正区の北西の角に位置した。町の北側の境界線は一段を東端とし、台北郵便局の東側を西端とした。町の西側の境界線は一段を北端に、一段、開封街一段60号、一段、華南銀行、に至る区域である。南側はを境界線とし、東側はを境界線とした。町内を南北に貫く形で位置した一段は、日本統治時代に「本町通」と呼ばれた。 この地域は日本統治時代に繁華街として栄えた商業地区であり、三和銀行、台北専売分局、日本石油などの大きな商業施設が並んだ。専売分局は二二八事件の契機となった政府機関であった。 * 台北市街 本町(1934年)