本山(もとやま)は神戸市東灘区の地名で、北東部、住吉川以東、芦屋市との境界までの地域の山あい。本山北町、本山中町、本山南町、岡本、西岡本、田中町、森北町、森南町、甲南台、本山町田中・野寄・岡本・田辺・北畑・中野・森にあたり、旧・本山村の領域に基づく。旧村名に基づく地名で、中世の荘園である本庄(本荘(ほんじょう))と(やまじのしょう)の複合地名である。 東灘5地域のうち最大の面積・人口を有し、住宅地帯とその背後の広大な山林からなる。山麓は文教地区でもあり、甲南大学、甲南女子大学、神戸薬科大学などがあり、岡本駅・摂津本山駅の間は商店街の発達する学生街の雰囲気がある。 延喜式式内社として知られる保久良神社からは弥生土器が出土し、周囲のなだらかな山々の中腹からは多数の遺跡が見つかっており、この地の歴史の古さが見える。