有効核電荷(ゆうこうかくでんか、英: effective nuclear charge)とは、多電子原子系において、最外殻電子、または着目する電子が感じる中心原子核の電荷のこと。別名カーネル電荷。他の個々の電子から受ける静電反発ポテンシャルを原子核をおおうひとつの殻として扱い、原子核本来の正電荷を部分的に遮蔽すると近似する。これを有効核遮蔽(ゆうこうかくしゃへい)という。