イギリスの最低賃金(さいていちんぎん)は、全国最低賃金法 (National Minimum Wage Act)(1998年)によって定められている。なお、イギリスは判例法(コモン・ロー)が重要な役割を担っており、制定法は補助・追認的な位置づけとなっている。 2022年4月現在、時給9.50ポンド(23歳以上)時給9.18ポンド(21‐22歳以上)、時給 6.83ポンド(18-20歳)、時給 4.81ポンド(義務教育を終えた18歳以下)。 イギリス低賃金委員会は2024年の25歳以上の全国生活賃金の額について、10.69ポンド(上下30ペンスの幅あり)と予測していたが、新型コロナウイルス感染症の流行による雇用情勢悪化を受けて、10.32ポンドに引き下げている。