『晩年様式集(イン・レイト・スタイル)』(イン・レイト・スタイル)は、2013年に講談社から出版された大江健三郎の長編小説である。 2012年1月から2013年8月にかけて、東日本震災後の深刻な事態と並走しながら文芸誌『群像』に17回にわたってほぼ毎月連載された。実際の大江の行動と同定しうる日記的な記述も多く含まれ、大江は「これが小説だと主張する気持ちは半分半分です」と述べている。 (大江健三郎の実際の行動と同定しうるエピソードは例えば、新宿の紀伊國屋書店でおこなわれたパトリック・シャモワゾーとの対談 [1]、日本外国特派員協会でおこなわれた反原発運動の記者会見 [2] などがそれである。)