『昏い世界を極から極へ』(くらいせかいをきょくからきょくへ、Black as the Pit, from Pole to Pole)は、アメリカの作家ハワード・ウォルドロップとによる短編ホラー小説。 初出はロバート・シルヴァーバーグ編の競作アンソロジー『New Dimensions 7』。2人の合作は幾つかあるが、邦訳はこれのみ。1980年に講談社の『世界SFパロディ傑作選』に収録された。続いてアメリカで2014年にアンソロジー『ラヴクラフトの怪物たち』に収録され、2019年に単行本が邦訳された。 メアリ・シェリーの『フランケンシュタイン』の続きを描いたもの。地球空洞説を軸に、エドガー・アラン・ポオ、ハーマン・メルヴィル、ジュール・ヴェルヌなど、複数の文学作品を統合しており、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトも付け加えられている。