明融本(みょうゆうぼん/めいゆうぼん)は、室町時代末期に冷泉為和の息子であるらによって書写されたとされる源氏物語の写本である。「明融」の読みについては当初池田亀鑑によって「めいゆう」として紹介された。その後「みょうゆう」との読みが有力となったものの、やはり「めいゆう」とするべきではないかとの見方もある 明融本のうちの8巻は藤原定家自筆本を忠実に写したとされる事から明融臨模本(みょうゆうりんもぼん)とも呼ばれ、定家自筆本に準ずる扱いをされる。