明治紀念之標(めいじきねんのひょう)は1880年(明治13年)に建立された、石川県金沢市の兼六園内にある日本で最初の西洋式銅像。1877年(明治10年)の西南戦争戦没者の慰霊のために建設された。 自然石を積み上げ、その上に九州熊襲を討伐したとされる日本武尊の像を置いている。石積の部分には「ナメクジ、蛇、ヒキガエル」の形の岩があり、三すくみが表現されている。 1988年(昭和63年)に安全性の調査が開始され、台座等に亀裂が発見された。1992年(平成4年)にかけて修復工事がなされている。 この銅像には「鳥が寄り付かない」と言う逸話がある。金沢大学教授の廣瀬幸雄の「ハトを寄せ付けない銅像の科学的研究」の結果、銅像にヒ素が含まれていることが判明した。同研究は2003年(平成15年)にイグ・ノーベル賞を受賞した。