日本学術会議協力学術研究団体(にほんがくじゅつかいぎきょうりょくがくじゅつけんきゅうだんたい)とは、「学術研究の向上を図ることを主たる目的とし、研究者によって自主的に運営されており、なおかつ規定人数以上の構成員規模を有する」などの一定の要件を満たし、日本学術会議から指定を受けた学術研究団体である。協力学術研究団体とも略される。1984年に発足した「登録学術研究団体」制度と「広報協力学術研究団体」制度が、2005年の日本学術会議法改正により統合される形で新たに発足された制度である。 当該指定制度を司る日本学術会議は、日本学術会議法に基づく内閣総理大臣所管の科学者の日本国代表機関として、政府に対し、科学振興・科学技術発展・科学研究活用、ならびに科学研究者養成などに関する政策提言・勧告の法的権限を有する諮問機関であり、日本学術会議協力学術研究団体は、その日本学術会議と公的な協働関係にある学術研究団体である。旧称は「日本学術会議登録学術研究団体」。 協力学術研究団体は学術会議ホームページのほか、日本学術会議、日本学術協力財団、科学技術振興機構が共同で運営する『学会名鑑』にも記載される。