本項では、日本の記念貨幣について解説する。 日本の記念貨幣は1988年(昭和63年)3月までは補助貨幣(臨時補助貨幣)たる硬貨として発行され、それ以降は通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律に基づき「貨幣」として発行されているが、補助貨幣時代はもとより現在も本位貨幣ではない。その発行は閣議によって決定される。ただし、以前は特別法を制定して発行したこともある。通常発行の貨幣と同じく日本国政府(財務省)が発行権限を有しており、造幣局に製造を行わせている。