断裂帯(だんれつたい、英: fracture zone)とは、海底地形が極めて不連続となっている崖状・溝状の巨大な海底断層崖であり、トランスフォーム断層による地殻の不連続の延長上の海底に見られる。すなわち、トランスフォーム断層の外側の痕跡部分にあたる。中央海嶺から出て、それに直交する方向に直線状に伸びる。地殻の最上部地帯にあたる。大洋底の拡大に伴って伸びた亀裂であると考えられている。大規模なものは、特に太平洋東部に多い。狭義の断裂帯は、トランスフォーム断層の痕跡にすぎず、地震はほとんど発生しない。