断代史(だんだいし)は、史書における基本的概念であり思想である。とその性質を対となし、その時代におきた様々な出来事を記録、ひとつの王朝についてのみ記録する。 『後漢書』『三国志』などは断代史形式の史書である。 古より中国では、ひとつの王朝の歴史は次の王朝が編纂すべきという史実に関する思想があり、後漢書などもこの考えに基づき後世において残された記録から編纂されている。根幹にあるのは自らのことを記すと誤摩化しが生じるという思想であるが、次代王朝において不利なこと(皇位簒奪など)においてはその限りではないので注意が必要である。
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