敷物(しきもの)は、広くは装飾、保存などのために物の下に敷くすべてのものをさすが、一般には主に「床上に敷くもの」をさす場合が多い。座る風習の場合には、すわり心地を快適にするのが主目的であるが、椅子式の風習の場合には、室内を美化することと足ざわりをやわらかくするのが目的である。絨毯は所定の場所に固定して敷き詰めるもの、ラグは暖炉の先などに飾りに敷いたりする小型で任意の場所に随時にしかれるもの、マットは大体粗末な材料で作ったもので、アミ場の足拭きや玄関の靴拭きなどに用いられる。