摂津(せっつ)は、日本海軍の戦艦。日本海軍の法令上は旧字体の攝津であり、旧字体を用いる文献・資料もあるが、本項目では摂津とする。本艦は大正天皇と貞明皇后、双方の御召艦になったことがある。 姉妹艦は「河内」。戦闘への参加は無かったが、第一次世界大戦にも参加している。摂津はワシントン海軍軍縮条約にともない戦艦「陸奥」の代艦として、1923年(大正12年)10月1日に戦艦から標的艦(特務艦)となった。駆逐艦「矢風」によって遠隔操作される無人艦というのが一般的に知られている。 艦名は旧国名「摂津国」にちなんで命名された。日本海軍の艦船としては「摂津艦」に続いて2代目。