仏教用語の捨(しゃ)とは、パーリ語のウペッカー(巴: upekkhā、 梵: upekṣā: ウペークシャー, 英: equanimity)に由来し、楽でも苦でもない不苦不楽の感覚状態(ヴェダナー)。心の平静。かたよりのないこと。心が平等で苦楽に傾かないこと。 * 説一切有部の五位七十五法のうち、大善地法の一つ。唯識学の五位百法のうち、善心所の一つ。 * 四無量心(四梵住:慈・悲・喜・捨」の一つ。 * 七覚支(択法、精進、喜、軽安、捨、定、念)の一つ。 * 三受(苦、楽、捨(不苦不楽))の一つ。