抽象型(ちゅうしょうがた、英: abstract type)とは、コンピュータプログラミングの型システムのうち、名前的型システム (nominal / nominative type system) における型の一種であり、直接インスタンス化することができないという特徴を持つ。対義語は具象型(英: concrete type)であり、具象型はインスタンス化することができる。抽象型の変数に格納された実際の値は、何らかの (existential type) を持つ。 抽象型は実装を提供しないか、あるいは不完全な実装を提供する。具体的な形態や仕様はプログラミング言語ごとに異なるが、いくつかの言語において、実装を持たない抽象型はインタフェース (interface) や (protocol) などと呼ばれている。クラスベースのオブジェクト指向プログラミング言語では、抽象型は抽象クラス (abstract class) として実装され、具象型は具象クラス (concrete class) として実装される。 例えばJavaでの抽象型は、抽象クラスとインタフェースである。ただし抽象クラスはabstractという宣言が付与されたクラスのことであり、抽象メソッドを含むこともあれば、含まないこともある。また、メソッドのシグネチャを一切含まない空のインタフェースを定義することもできる。

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  • 抽象型(ちゅうしょうがた、英: abstract type)とは、コンピュータプログラミングの型システムのうち、名前的型システム (nominal / nominative type system) における型の一種であり、直接インスタンス化することができないという特徴を持つ。対義語は具象型(英: concrete type)であり、具象型はインスタンス化することができる。抽象型の変数に格納された実際の値は、何らかの (existential type) を持つ。 抽象型は実装を提供しないか、あるいは不完全な実装を提供する。具体的な形態や仕様はプログラミング言語ごとに異なるが、いくつかの言語において、実装を持たない抽象型はインタフェース (interface) や (protocol) などと呼ばれている。クラスベースのオブジェクト指向プログラミング言語では、抽象型は抽象クラス (abstract class) として実装され、具象型は具象クラス (concrete class) として実装される。 例えばJavaでの抽象型は、抽象クラスとインタフェースである。ただし抽象クラスはabstractという宣言が付与されたクラスのことであり、抽象メソッドを含むこともあれば、含まないこともある。また、メソッドのシグネチャを一切含まない空のインタフェースを定義することもできる。 (ja)
  • 抽象型(ちゅうしょうがた、英: abstract type)とは、コンピュータプログラミングの型システムのうち、名前的型システム (nominal / nominative type system) における型の一種であり、直接インスタンス化することができないという特徴を持つ。対義語は具象型(英: concrete type)であり、具象型はインスタンス化することができる。抽象型の変数に格納された実際の値は、何らかの (existential type) を持つ。 抽象型は実装を提供しないか、あるいは不完全な実装を提供する。具体的な形態や仕様はプログラミング言語ごとに異なるが、いくつかの言語において、実装を持たない抽象型はインタフェース (interface) や (protocol) などと呼ばれている。クラスベースのオブジェクト指向プログラミング言語では、抽象型は抽象クラス (abstract class) として実装され、具象型は具象クラス (concrete class) として実装される。 例えばJavaでの抽象型は、抽象クラスとインタフェースである。ただし抽象クラスはabstractという宣言が付与されたクラスのことであり、抽象メソッドを含むこともあれば、含まないこともある。また、メソッドのシグネチャを一切含まない空のインタフェースを定義することもできる。 (ja)
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  • 抽象型(ちゅうしょうがた、英: abstract type)とは、コンピュータプログラミングの型システムのうち、名前的型システム (nominal / nominative type system) における型の一種であり、直接インスタンス化することができないという特徴を持つ。対義語は具象型(英: concrete type)であり、具象型はインスタンス化することができる。抽象型の変数に格納された実際の値は、何らかの (existential type) を持つ。 抽象型は実装を提供しないか、あるいは不完全な実装を提供する。具体的な形態や仕様はプログラミング言語ごとに異なるが、いくつかの言語において、実装を持たない抽象型はインタフェース (interface) や (protocol) などと呼ばれている。クラスベースのオブジェクト指向プログラミング言語では、抽象型は抽象クラス (abstract class) として実装され、具象型は具象クラス (concrete class) として実装される。 例えばJavaでの抽象型は、抽象クラスとインタフェースである。ただし抽象クラスはabstractという宣言が付与されたクラスのことであり、抽象メソッドを含むこともあれば、含まないこともある。また、メソッドのシグネチャを一切含まない空のインタフェースを定義することもできる。 (ja)
  • 抽象型(ちゅうしょうがた、英: abstract type)とは、コンピュータプログラミングの型システムのうち、名前的型システム (nominal / nominative type system) における型の一種であり、直接インスタンス化することができないという特徴を持つ。対義語は具象型(英: concrete type)であり、具象型はインスタンス化することができる。抽象型の変数に格納された実際の値は、何らかの (existential type) を持つ。 抽象型は実装を提供しないか、あるいは不完全な実装を提供する。具体的な形態や仕様はプログラミング言語ごとに異なるが、いくつかの言語において、実装を持たない抽象型はインタフェース (interface) や (protocol) などと呼ばれている。クラスベースのオブジェクト指向プログラミング言語では、抽象型は抽象クラス (abstract class) として実装され、具象型は具象クラス (concrete class) として実装される。 例えばJavaでの抽象型は、抽象クラスとインタフェースである。ただし抽象クラスはabstractという宣言が付与されたクラスのことであり、抽象メソッドを含むこともあれば、含まないこともある。また、メソッドのシグネチャを一切含まない空のインタフェースを定義することもできる。 (ja)
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