慈円（じえん、旧字体：慈圓、久寿2年4月15日（1155年5月17日） - 嘉禄元年9月25日（1225年10月28日）は、平安時代末期から鎌倉時代初期の天台宗の僧。歴史書『愚管抄』を記したとされることで知られる（杉橋隆夫（立命館大学名誉教授） によるそうではないとする異説がある）。諡号は慈鎮和尚（じちん かしょう）、通称に吉水僧正（よしみず そうじょう）、また『小倉百人一首』では前大僧正慈円（さきの だいそうじょう じえん）と紹介されている。 父は摂政関白・藤原忠通、母は女加賀、摂政関白・九条兼実は同母兄にあたる。
