志発島(しぼつとう)は、歯舞群島を構成する島の一つで、同群島の中で最大の面積を有する。いわゆる北方領土の一部である。第二次世界大戦前の人口は2,149名。ロシア名ゼリョーヌイ島(Остров Зеленый「緑の島」の意)。 納沙布岬に建立された望郷の塔の展望台から水晶島の彼方にその姿を確認することが可能である。近海には、昆布など豊富な水産資源がある。 地名の由来は、アイヌ語の「シペ・オッ(鮭・群在する所)」から。また、島の北東部と南西部には、鮭が豊漁だったことを意味する名前の河川がある。 戦前の地図では「塩津島」という表記も見られる。