徳川 宗春(とくがわ むねはる)は、江戸時代中期の大名。尾張徳川家第7代当主、名古屋藩第7代藩主。名古屋藩主前は御連枝である大久保松平家当主(陸奥梁川藩主)。 名古屋藩主就任時に規制緩和政策をとった宗春は、質素倹約策の8代将軍・徳川吉宗とよく対比されるが、幕府が元文の改鋳で金融緩和をした際には、名古屋藩では引き締め政策を行っており、単純な規制緩和ではなかった。 歴代藩主と同様、名古屋藩主就任後に吉宗から「宗」の偏諱を授かって「宗春」と改名した(後述)。改名前の諱は兄・徳川吉通の「通」の字を得て通春。