御室撮影所(おむろさつえいじょ)は、かつて存在した日本の映画スタジオである。1925年(大正14年)6月に牧野省三が設立したマキノ・プロダクションの生産拠点として開所、以来、同社の解散後も、大衆文芸映画社、正映マキノキネマ、宝塚キネマ興行、エトナ映画社、極東映画がそれぞれの撮影所として使用した。マキノ・プロダクション解散後の時期によって、正映マキノ撮影所(しょうえいマキノさつえいじょ)、宝塚キネマ撮影所(たからづかキネマさつえいじょ)、エトナ映画京都撮影所(エトナえいがきょうとさつえいじょ)としている。略称は御室(おむろ)、あるいはその所在地から天授ヶ丘(てんじゅがおか)。