御史中丞(ぎょしちゅうじょう)は、中国の秦官を由来とする官職。 前漢においては御史大夫の二人の御史丞(御史大夫の次官)のうち、殿中に居るほうを御史中丞といった(秩禄千石)。御史中丞は蘭台の図籍秘書を掌り、刺史を督察し、侍御史を統領した。公卿の上奏を受領し、内容を調べて弾劾した。後には御史大夫の統属から離れた。