待労院(たいろういん)は、熊本県熊本市西区にあったカトリック系のハンセン病療養所(診療所)である。フランス人宣教師ジャン・マリー・コール神父(Jean Marie Corre、1850年6月28日 - 1911年2月9日)によって創設され、私立のハンセン病療養所として、114年間にわたって救らい活動を行った。 なお、現在「こうのとりのゆりかご」で知られる慈恵病院の前身「慈恵診療所」は、同じ1898年(明治31年)10月に同一敷地内に、同じ創立者(コール神父と5人の修道女)によって設立された病院である。