彫刻刀(ちょうこくとう)は、彫刻、版画、などの比較的微細な木材切削を行うための刃物。木彫や木目込み細工に用いられる。日本の伝統的なものは鋼(硬鋼)と地金(軟鉄・軟鋼)とを合わせた構造になっているが、教材用の安価なものや海外のものには単一の鋼材でできたもの(全鋼という)もある。通常、刀身は直線状の木製の柄に取り付けられている。 図工の教材用として市販されているものは、形状の異なる4~7本ほどがセットになっていることが多い。刃を研ぐための砥石が付属していることもある。