当道座(とうどうざ)は、中世から近世にかけて日本に存在した男性盲人の自治的職能互助組織。 当道とは特定の職能集団が自分たちの組織をいう語だが、狭義に室町時代以降に幕府が公認した盲人の自治組織をいう。当道座は琵琶法師たちが自らの芸道・集団を当道と称したのがはじまりで、盲人による琵琶、鍼灸、導引、箏曲、三弦などの団体を指す。明石覚一によって組織化されたといわれ、のちに6派に分かれて「座」として存在し、検校、別当、勾当、座頭など位階のある当道制度が確立したが、明治4年(1871年)に廃止された。