廃道(はいどう)とは、用途廃止決定がなされた道路を指す場合と、外見上使用が放棄された道路及びこれを構成するトンネルや橋などの構築物の遺構を指す場合とがある。 後者の例としては、トンネルの開通で使われなくなった、かつての峠越え道路が挙げられる。また、古代から近世まで事実上の道路として供用された事実はありながらも、その後に消滅・廃絶し、公の管理に服していない古道のうち、いわゆる遺跡化しているものも含まれる(日本の古代道路など)。 以下では、後者の意味である事実状態を指す廃道について記述する。