広畑(ひろはた)は、兵庫県姫路市南西部の広畑区の各町からなる地区。 区は東西に並行して走るJR山陽本線と兵庫県道415号和久今宿線の両線を境に、臨海部を含む南部(昭和16年以前の旧広村の区域)と、北部(旧八幡村の区域)とにおおむね二分される。南部が区の中心部として位置づけられていて、区を管轄する公的施設等は南部に集中している。単に「広畑」と言ったときは南部を指すことが多い。 以下、「広畑」は区中心部を指す表現として用い、広畑区については「広畑区」と記す。姫路市の「区」については、姫路市の「区」を参照。 新日本製鐵広畑製鐵所(現・日本製鉄瀬戸内製鉄所広畑地区)の企業城下町として、永く播磨臨海工業地帯の有力な一角を占めてきた。近年は新日本製鐵が自身の土地並びに製鐵所用地を売却し、国道250号(浜国道)沿いのかつての新日鐵社宅・関連施設跡地へイトーヨーカドー(現在はドンキホーテになっている)などの大規模小売店舗が進出した。また製鐵所跡地ではダイセル、三菱電機、ダイハツディーゼルの工場新設、公共岸壁の整備などによる再開発が行われている。