富士山大量遭難事故とは、1972年3月19日夜半から3月20日にかけて低気圧の襲来によって発生した悪天候に見舞われ、富士山御殿場ルートを下山中の登山者が低体温症や雪崩により18人死亡、6人が行方不明となった事故である。八甲田雪中行軍遭難事件など軍隊の訓練を別とした日本の登山史上としては最悪の大惨事となった。