『宵待草』(よいまちぐさ)は、竹久夢二作詞、多忠亮(おおのただすけ)作曲の歌曲である。50年たらずの短い生涯にわたり恋多き竹久ではあったが、実ることなく終わったひと夏の恋によって、この詩は創られた。多忠亮により曲が付けられて「セノオ楽譜」より出版され、一世を風靡する。曲はハ短調で8分の6拍子である。 「宵待草」待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬさうな