宣太后(せんたいごう)は、中国戦国時代の楚の女公子で秦の王太后。本名と両親は不明。姓は羋、別号を羋八子。恵文王の側室で昭襄王・涇陽君(公子巿)・高陵君(公子悝)の生母で義渠の戎王との間にも二子を成したと言われる。始皇帝嬴政の高祖母にあたる。 昭襄王の治世において権勢を奮った相国の魏冄は異父同母弟で、左丞相の華陽君羋戎は同父母弟である。昭襄王の治世前期に権勢を振るった宣太后・魏冄・羋戎を指して三貴とも称される。