官僧(かんそう)とは、天皇から得度を許され、戒壇において授戒をうけた仏僧のこと。出家した者は、授戒をうけることで正式な僧尼として認められた。官僧は、「養老律令」僧尼令や「延喜式」に規定された様々な制約にしばられていた反面、数々の特権があたえられていた。