『子供部屋のアリス』(英:The Nursery "Alice" )は、1890年にマクミラン社から刊行されたルイス・キャロルの著作。キャロルの児童小説『不思議の国のアリス』(1865年)を、キャロル自身が「0歳から5歳」の幼児向けに短く翻案したもので、『不思議の国のアリス』の特徴である言葉遊びやパロディなどを押さえ、子供に語りかけるような易しい文体で書き直されている。原著に使われたジョン・テニエルの白黒の挿絵から20の場面を選び、テニエル自身が子どもに見やすいよう絵を拡大して彩色を施し、なかには描き下ろしたものも含む。ただし表紙絵はテニエルではなく、キャロルの友人のが手がけた。 キャロルがマクミラン社に「幼児向けのアリス」の企画をもちかけたのは1881年であり、1889年に印刷されるものの、刷りあがった色が派手すぎるとして出版を止めさせている。印刷に失敗したこの版は、原著『不思議の国のアリス』のときと同じくアメリカに輸出された。

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  • 『子供部屋のアリス』(英:The Nursery "Alice" )は、1890年にマクミラン社から刊行されたルイス・キャロルの著作。キャロルの児童小説『不思議の国のアリス』(1865年)を、キャロル自身が「0歳から5歳」の幼児向けに短く翻案したもので、『不思議の国のアリス』の特徴である言葉遊びやパロディなどを押さえ、子供に語りかけるような易しい文体で書き直されている。原著に使われたジョン・テニエルの白黒の挿絵から20の場面を選び、テニエル自身が子どもに見やすいよう絵を拡大して彩色を施し、なかには描き下ろしたものも含む。ただし表紙絵はテニエルではなく、キャロルの友人のが手がけた。 キャロルがマクミラン社に「幼児向けのアリス」の企画をもちかけたのは1881年であり、1889年に印刷されるものの、刷りあがった色が派手すぎるとして出版を止めさせている。印刷に失敗したこの版は、原著『不思議の国のアリス』のときと同じくアメリカに輸出された。 (ja)
  • 『子供部屋のアリス』(英:The Nursery "Alice" )は、1890年にマクミラン社から刊行されたルイス・キャロルの著作。キャロルの児童小説『不思議の国のアリス』(1865年)を、キャロル自身が「0歳から5歳」の幼児向けに短く翻案したもので、『不思議の国のアリス』の特徴である言葉遊びやパロディなどを押さえ、子供に語りかけるような易しい文体で書き直されている。原著に使われたジョン・テニエルの白黒の挿絵から20の場面を選び、テニエル自身が子どもに見やすいよう絵を拡大して彩色を施し、なかには描き下ろしたものも含む。ただし表紙絵はテニエルではなく、キャロルの友人のが手がけた。 キャロルがマクミラン社に「幼児向けのアリス」の企画をもちかけたのは1881年であり、1889年に印刷されるものの、刷りあがった色が派手すぎるとして出版を止めさせている。印刷に失敗したこの版は、原著『不思議の国のアリス』のときと同じくアメリカに輸出された。 (ja)
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  • 子供部屋のアリス (ja)
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