女王対スパロー(じょおうたいスパロー)(1990 1 S.C.R. 1075)とは、カナダ最高裁判所による重要な判決のひとつであり、先住民であるファーストネイションの人びとの権利を、1982年憲法法第35項のもとで、憲法の理念に基づいて定着させようとするはじめての試みとなった。最高裁は、漁業権のような先住民権は、1982年以来現存しており、のもとで保護され、政府のカナダの先住民への信託の義務をめぐる事由・根拠の正当化なしに侵害されてはならないとの判断を示した。