太政官札贋造事件(だじょうかんさつがんぞうじけん)は、1870年(明治3年)、福岡藩が太政官札を贋造し、全国各地で使用した事件である。贋札作りは戊辰戦争での戦費負担で財政悪化した諸藩でも広く行われていたが、福岡藩は大藩なだけにその規模が大きく、見せしめとして明治新政府の威信を示すため厳罰に処された。