太平輪沈没事故(たいへいりんちんぼつじこ)は1949年1月27日に発生した海難事故である。中華民國中聯企業公司の客船太平輪が上海から基隆市に向けて夜間航行中に過積載(2093トン)と航海灯の無灯火により、舟山群島海域の(簡体字:白节山)付近で石炭や木材を運搬中の貨物船建元輪と衝突し、両船とも沈没した。太平輪に乗っていた1000人が死亡した。オーストラリア軍艦が34人を、舟山群島の漁師が登録されていない人々(未記名人員)を救助したが、生存者は合わせて50人だった。この事故は、中国のタイタニック号沈没事故と呼ばれる。