大韓民国が指定する天然記念物(てんねんきねんぶつ)は大韓民国の文化遺産保護制度の一つ。1962年に施行された によって指定・管理される。指定の対象のなるのは植物、動物、昆虫、鉱物(洞窟)、化石などであり、指定物の存在する地域を包括する場合と、指定物のみの場合がある。例えば、は第238号では錦江に棲むヤガタニゴイが指定されているのに対し、第259号ではヤガタニゴイ単体が指定の対象になっている。 韓国の天然記念物の指定の土台は1933年8月9日に公布された「朝鮮宝物古蹟天然記念物保存令」である。この法令で指定された天然記念物は解放後も引き継がれたままになっていたが、文化財保護法の制定により再指定された。このとき、北朝鮮側にある天然記念物は指定と同日に管理不能のため指定解除された。