基体、またはヒュポケイメノン(ギリシャ語:ὑποκείμενον、ラテン語:subiectum、英語:Hypokeimenon)とは、形而上学の概念の一つであり、アリストテレス哲学の用語である。受動の動詞「下に置かれる」(hypokeisthai)の現在分詞中性形で、直訳すれば「下に置かれているもの・こと」を意味し、「ある議論ないし理論において何かを述べたり規定したりするときにその前提とされているもの」を指す。例えば、ソクラテスをヒュポケイメノンとして、ソクラテスは人間である、ということもできるし、人間をヒュポケイメノンとして、人間は動物である、ということもできる。ロドスのアンドロニコスはアリストテレスの著作を現在のような順番に配列して『カテゴリー論』を最初に置いたが、その中ではこの言葉は第2章の<存在の四分類>と第5章の<第一実体>に関する二議論で使われている。

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  • 基体、またはヒュポケイメノン(ギリシャ語:ὑποκείμενον、ラテン語:subiectum、英語:Hypokeimenon)とは、形而上学の概念の一つであり、アリストテレス哲学の用語である。受動の動詞「下に置かれる」(hypokeisthai)の現在分詞中性形で、直訳すれば「下に置かれているもの・こと」を意味し、「ある議論ないし理論において何かを述べたり規定したりするときにその前提とされているもの」を指す。例えば、ソクラテスをヒュポケイメノンとして、ソクラテスは人間である、ということもできるし、人間をヒュポケイメノンとして、人間は動物である、ということもできる。ロドスのアンドロニコスはアリストテレスの著作を現在のような順番に配列して『カテゴリー論』を最初に置いたが、その中ではこの言葉は第2章の<存在の四分類>と第5章の<第一実体>に関する二議論で使われている。 (ja)
  • 基体、またはヒュポケイメノン(ギリシャ語:ὑποκείμενον、ラテン語:subiectum、英語:Hypokeimenon)とは、形而上学の概念の一つであり、アリストテレス哲学の用語である。受動の動詞「下に置かれる」(hypokeisthai)の現在分詞中性形で、直訳すれば「下に置かれているもの・こと」を意味し、「ある議論ないし理論において何かを述べたり規定したりするときにその前提とされているもの」を指す。例えば、ソクラテスをヒュポケイメノンとして、ソクラテスは人間である、ということもできるし、人間をヒュポケイメノンとして、人間は動物である、ということもできる。ロドスのアンドロニコスはアリストテレスの著作を現在のような順番に配列して『カテゴリー論』を最初に置いたが、その中ではこの言葉は第2章の<存在の四分類>と第5章の<第一実体>に関する二議論で使われている。 (ja)
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  • 基体、またはヒュポケイメノン(ギリシャ語:ὑποκείμενον、ラテン語:subiectum、英語:Hypokeimenon)とは、形而上学の概念の一つであり、アリストテレス哲学の用語である。受動の動詞「下に置かれる」(hypokeisthai)の現在分詞中性形で、直訳すれば「下に置かれているもの・こと」を意味し、「ある議論ないし理論において何かを述べたり規定したりするときにその前提とされているもの」を指す。例えば、ソクラテスをヒュポケイメノンとして、ソクラテスは人間である、ということもできるし、人間をヒュポケイメノンとして、人間は動物である、ということもできる。ロドスのアンドロニコスはアリストテレスの著作を現在のような順番に配列して『カテゴリー論』を最初に置いたが、その中ではこの言葉は第2章の<存在の四分類>と第5章の<第一実体>に関する二議論で使われている。 (ja)
  • 基体、またはヒュポケイメノン(ギリシャ語:ὑποκείμενον、ラテン語:subiectum、英語:Hypokeimenon)とは、形而上学の概念の一つであり、アリストテレス哲学の用語である。受動の動詞「下に置かれる」(hypokeisthai)の現在分詞中性形で、直訳すれば「下に置かれているもの・こと」を意味し、「ある議論ないし理論において何かを述べたり規定したりするときにその前提とされているもの」を指す。例えば、ソクラテスをヒュポケイメノンとして、ソクラテスは人間である、ということもできるし、人間をヒュポケイメノンとして、人間は動物である、ということもできる。ロドスのアンドロニコスはアリストテレスの著作を現在のような順番に配列して『カテゴリー論』を最初に置いたが、その中ではこの言葉は第2章の<存在の四分類>と第5章の<第一実体>に関する二議論で使われている。 (ja)
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  • 基体 (ja)
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