地熱発電(ちねつはつでん、じねつはつでん、英: geothermal power)とは、地熱(主に火山活動による)を用いて行う発電のことである。再生可能エネルギーの一種とされるが、再生するかどうかは不明であり、太陽の核融合エネルギーを由来としない、数少ない発電方法の一つでもある。ウランや石油・石炭等のいずれは枯渇するエネルギーに依存はしないが、地熱の原因(マグマの対流、放射性物質の崩壊熱や化学的な発熱)には依存する。有害な噴出物の処理等、注意深く利用すれば地球温暖化や大気汚染への対策手法ともなることから、環境保全とエネルギー安全保障の観点から各国で利用拡大が図られつつある。