『園冶』(えんや)は、明の計成が1634年頃に著した造園。3巻から成る。上原敬二による解説が、加島書店から刊行されている(ISBN 4-7600-1210-9)。 題名の冶は冶金の冶と同じ意味であり、「園治」という表記は誤りである。治水からの誤解と思われる。 田中正大の博士論文によると、造園や風景、建築という言葉もこの書から来ているという。なおは明治政府の用語で、造園の語源と背景は異なる。