国鉄E10形蒸気機関車(こくてつE10がたじょうききかんしゃ) は、かつて日本国有鉄道(国鉄)およびその前身である運輸省に在籍したタンク式蒸気機関車である。1948年(昭和23年)に4110形の代替機として製造されたもので、動輪5軸を有する。日本国内向けのタンク式蒸気機関車としては最大の機関車である。また、日本で唯一、逆行運転を定位 として設計・製造された蒸気機関車である が、後に逆行運転を定位としない向きに操作機器類を移動改造してボイラー側を定位としたものの、運転席はそのまま右側に残されたため、晩年の米原 - 田村間では運転に苦労する乗務員も居た。