9550形は、日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道院が1912年(大正元年)に製造した、貨物列車牽引用のテンダー式蒸気機関車である。その後、制式機関車として大量生産された9600形(2代)の前駆となる形式である。 本項では、9550形を基本に蒸気過熱器を装備した初代9600形(後の9580形)についても記述する。