950形は、かつて日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道院(官設鉄道)に在籍したタンク式蒸気機関車である。もとは、山陽鉄道がアメリカ合衆国のボールドウィン・ロコモティブ・ワークス社から1895年(明治28年)に輸入した近距離快速運転用機関車で、1906年(明治39年)の国有化により官設鉄道に編入されたものである。 本項では、本形式の改造により製作されたテンダー機関車5050形についても記述する。