4110形は、日本国有鉄道(国鉄)の前身である鉄道院が製作した急勾配路線用のタンク式蒸気機関車である。動輪5軸を有する強力形蒸気機関車であり、奥羽本線等の主要幹線の急勾配区間で運用された。 4110形は、1912年(明治45・大正元年)に当時のバイエルン王国から輸入された4100形の機構を元に、日本で設計を改良して国産された機関車である。基本的な機構面では同形式を踏襲している。