国民突撃隊(こくみんとつげきたい、独:Deutscher Volkssturm 「ドイツ市民軍」)は、第二次世界大戦終盤の1944年9月25日の総統命令により、ドイツ本土防衛に備えて創設された軍事組織である。突撃隊とは日本語名称が似るが別の組織。16歳から60歳の民間人で構成されており、指揮官も軍人ではなく、ナチ党の地元指導者が任命された。これにより10,180個大隊(約600万人)の新しい兵力の創設が予定されていた。法的な地位は1935年国防法にもとづく正規の戦闘員で、国土防衛のために予備役の召集対象を45歳以上にまで拡大できるという規定が準用された。