国家保安人民委員部(こっかほあんじんみんいいんぶ)は、ソビエト連邦のヨシフ・スターリン政権下で政治警察、諜報機関を統括した人民委員部。エヌカーゲーベーと略称され、キリル文字では НКГБ (Народный комиссариат государственной безопасности) と、ラテン文字表記では NKGB と表記される。 内務人民委員部 (NKVD) の国家保安総局(国家政治保安部の後継)を母体とし、1941年2月~7月、1943年~1946年の間、NKVDから分離独立して存在した。両期間とも、国家保安人民委員はフセヴォロド・メルクーロフが担任した。後の (MGB) 、ソ連国家保安委員会 (KGB) の母体となった。