回照器(かいしょうき)、回光器またはヘリオトロープ(英: heliotrope)は、カール・フリードリヒ・ガウスが1821年頃に発明した測量器械である。「ヘリオトロープ」という名称は、ギリシア語で「太陽の向きを換えるもの」という意味の言葉に由来する。回照器は、1枚、または複数枚の平面鏡によって、太陽光を任意の方向へ反射させることができ、回照器を三角点に設置して、別の三角点からその信号を観測することで、角度の測定を行った。回照器は、他の方法では困難な遠距離にあっても信号がみえるので、大規模な三角測量で利用された。