回族の中国武術とは中華人民共和国のムスリムである回族に古くから伝わる武術を指す。 回族武術の歴史は長く、数多くの武術の達人を輩出した。特に明朝に替わり清朝が中国の統治者になると、 回族に対する迫害が一層に強まり、これが結果的に回族の武術鍛錬をより盛んなものにした。八極拳、心意六合拳、劈掛拳査拳などが回族の武術として有名で、河北省の滄州などが回族武術の中心地であった。回族武術は現新疆ウイグル自治区などで行われるテュルク系武術と大きく異なっている。