名越(なごえ)は、神奈川県鎌倉市大町にある旧地名。名越切通、名越隧道、名越踏切などにその地名が見える。 京浜急行バスの鎌31系統(鎌倉駅 - 緑ヶ丘入口)に、名越停留所があり、神奈川県道311号鎌倉葉山線(旧国道134号線)沿いに、名越隧道に向けての一帯、および衣張山麓に切れ込む谷戸一帯が名越地区となる。名越地区のほぼ南端で、名越隧道手前の鎌倉市の清掃焼却所である名越クリーンセンターの長方形の特徴的な煙突は、遠方からもよく見える。中世以来、材木座や小町、大町と並んで庶民の生活地である。現在も寺社が点在する古い町並みの残す静かな住宅地となっている。