『吉野朝太平記』(よしのちょう たいへいき)は、鷲尾雨工により、楠木正儀を中心にし、当時の珍しい史実を使って作り出された長編歴史小説である。昭和10年(1935年)にすでに完成した第1・2巻で第2回直木賞受賞。後に春秋社として全5巻で刊行された。